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【マイスター・ハイスクール事業】お魚が作った野菜「アクアポニックス」~レタスの販売をしました!~

2023.07.09 更新

資源育成コース・2年の髙橋です。
7月9日(日)にアクアポニックスについての発表とアクアポニックスで育てたレタスの販売を行いました。

私たちのコースではアクアポニックスの取り組みを始めてから7年目になります。
アクアポニックスとは魚に餌を与えた際にでる残餌、糞などの魚の堆肥を濾過槽内のバクテリアにより栄養に変換し、野菜が魚の堆肥の栄養のみで育つ仕組みになっています。基本的に魚の飼育水槽、濾過槽、野菜を栽培する水槽の3つから構成されています。
これまでの取り組みから小型のアクアポニックス水槽を大型化して事業レベルで行えるのか検証しました。その中で長期稼働によるpHの酸性化が問題でした。
そこで先輩たちは牡蠣殻がpHを中性にする働きから、濾過槽に投入しました。おかげで薬品を用いることなくアクアポニックスの長期稼働ができるようになりました。

またこの取り組みで魚と野菜を育てるだけでなく、アクアポニックスを通して物質の循環や環境問題などを学ぶことができました。このことを私たちの後輩だけでなく、地域を始めとする多くの方々に知ってもらいたいと思い、今回アンテナショップで私たちが育てたレタスを販売させてもらいました。

午前中はレタスの出荷作業を行いました。大きくて柔らかく、苦味の少ない葉に育ってくれました。
午後からは自分たちでチラシ配りをして、呼び込みをしました。
お客様や地域の方々が、私たちの話を温かく見守りながら聞いたり、質問をしてもらったりしたおかげで緊張もほぐれ頑張ることができました。

発表では多くの方に聞いてもらい、アクアポニックスの取り組みに興味を持ってもらえました。
レタスの販売では私たちが配ったチラシを持ってきてくれた人も多くいました。
たくさんの人に購入してもらったのであっという間に完売することができました。

私は今回の発表、販売は初めてで緊張していました。この経験は今後アクアポニクッスを事業化していくにあたって実際にお客様と関れる貴重な機会となりました。

新潟県立海洋高等学校 航海日誌 運営元:新潟県立海洋高等学校

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